『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎 読みました。

『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎 読みました。
お話の中に、小説があったかと思うと
実際に起こっていることのようになってきたりする不思議な物語でした。

ネコジゴハンターの話は、自分がやったことの報いは返ってくる話。
カフェダイヤモンド事件の被害者家族は
真面目に生きてきたのに、報われなかったから
その鬱憤を晴らそうと事件を起こす話です。
対極にあるような関係性の話が一緒に進んでいきます。

伊坂さんの書く小説はキャラクターがおもしろくて
今回もネコジゴハンターの、アメショーとロシアンブルの性格が
それぞれキャラがたっていておもしろかったです。
物語の主人公、檀先生も先行上映などと言う不可思議な
ことができる人でした。

また、この物語はニーチェの「ツァラトゥストラ」という小説をよく引用しているのですが
読んだことがないのでちょっと良く分かりませんでした。
でも、いつか読んでみたいなと思いました。

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