『静かな働き方 「ほどよい」仕事でじぶん時間を取り戻す 』 シモーヌ・ストルゾフ

静かな働き方を読みました。

内容的には、仕事と私生活のバランスについては
やはり答えがない世界で難しい、自分らしい「ほどよい」「足るを知る」を見つけよう
という内容でした。
結局のところ、仕事に何を求めるかは
自分で決めないといけないことが書かれています。

本の中にあった、いくつかの言葉も書いておきます。
「仕事はどうやったって仕事だ。一部の人は好きなことを仕事にしている。
仕事以外の時間に好きなことができるように働いている人もいる。どちらがより貴いということはないよ」
「多くの人は自分にとっておきの部分を仕事で使い、家に持ち帰るのは出がらしの部分だ」
「あなたの価値は仕事で決まることはない」

そして、この本では特別に働くなということをいいたいわけでもなく
なぜ仕事が働く以上になったのか?という歴史を紐解いていくところから
(昔はただ生計の手段だったものが、仕事に人生の意味を見出そうとしている。
仕事は単なる作業からステータス、自己実現の手段へと進化した)
当たり前ですが、自分の価値は仕事以外にもあること
自分にとって仕事以外の軸も持ったほうがいいこと
などが書かれていました。

また、家族的な会社もありますが
やはりそれは見せかけであって
実際は違うこと。

人気の職種はそれに就くことがステータスであったり
人は好きな仕事をすべきという考え方もありますが
その場合、低賃金などで働かされたりして、やはりそれは続かないこともあること。
企業側が労働者の足元を見て本来よりも低い条件で就業する環境を作り出す弊害も書かれていました。

先日日経新聞の記事でも
働き甲斐と働きやすさの両立は難しいという記事を読みました。
この本を読んでも、バランスを取ることがいかに難しいかが書かれています。

私はどちらかというと、仕事をがんばり始めるとつい、
自分の価値を仕事の成果などで考えてしまいがちなところがあるように思うので
気をつけたいと思い読みました。
心に留めておきたいなと思います。


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