『夜空に浮かぶ欠けた月たち』窪 美澄 読みました

『夜空に浮かぶ欠けた月たち』窪 美澄さん読みました。
窪 美澄さんの本は好きです。

今回は、心の病気にかかってしまった人たちの短編で、
短編ですが、登場人物がつながっているパターンの短編なので
物語としては1つに感じられる内容でした。

最初に、田舎から東京に出てきて東京での新生活を頑張ろうと思っているのに
気後れして心の病気になってしまった、澪ちゃん。
まじめで頑張り屋さんの子がなりやすいと言われている
うつ病になってしまい、少しづつ考え方の癖を直していくところや
さおり先生の言葉が沁みます。

次は、イラストレーターの直也さん
会社での自分での評判や自分でも自覚している症状からADHDと診断されて
すこしづつ恋人と一緒によくなっていこうとしている話がよかったです。

育児ノイローゼになってしまった美奈さんも
病気をきっかけに、カウンセリングを受けながら自分のことを認識し
夫婦の関係性がよくなっていきました。

そして、この話のキーであるさおり先生と旬先生の話
喫茶店「純」の純さんの話もありました。

この本で語られている、さおり先生の話した
以下の言葉がとても心の残りました。

悲観論者みたいに思われるかもしれないけど~
~人生うまくいかないことのほうが多いのに、みんなそれを隠しているけど…。
~人生上手くいかないのが当たり前だと思うようにしたんです。
そう思い始めたら、ちょっといいことがあったときはすごくうれしい。
それをね。日記につけてるんです。」

最近身近なところで、友人のお子さんが学校にいくのが大変な話を聞いたのもあり
ついつい、いろいろ今以上を望んでしまったりするけれども
まずは、普通にできていることで丸。
それ以上できたら二重丸くらいに思うことって、
大事だなって思いました。
また、若い頃は上へ上へと望む考え方の時期もありましたが(それも若い頃はあり)
人生半分くらいきたので素直に思えることかなとも思います。

人は、大変なことがあると人の気持ちのわかる人になれると思うし
世の中にはいろんな人がいるとこの本を読み改めて思うことができました。

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