『晴天の迷いクジラ』 窪美澄
を読みました。
田舎から出てきてデザイナーとしてやっている由人と
その会社の社長野乃花、親に監視されて息の詰まった正子が
が出会い湾に紛れ込んでしまったクジラを見に三人で
過ごしながら、少しづつ前向きになっていくという話でした。
全員がそれぞれもう死にたいというくらい
行き詰ってしまっていたけれども
ラストはとにかく生きなくてはだめというメッセージで
表紙の装丁どおり希望の見えるラストでした。
全員つらい時を過ごしている人たちで
同じような体験をした事のある人、そうでない人にも
心に響くような話でした。
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