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『宙ごはん』町田 そのこ 読みました。
宙ちゃんという複雑な家庭の女の子が
育ての親、産みの親、そしてやっちゃんという
とても愛にあふれた周りの人々と過ごす中で
成長していくお話でした。
題名にごはんとついているとおり
すべてお話の登場人物は同じですが
5話エピソードがあり、どれもごはんのエピソードが出てきます。
そして、家族の話です。
宙ちゃんが6歳のころから
小学生、中学生、高校生、そして大人になるまでのお話でした。
カノさんという母親との関係性はちょっと普通?とは異なる母娘の関係ではあったかもしれないですが
だんだん、いい感じの母と娘の関係性になっていくところがよかったです。
また、宙ちゃんの周りに登場する
マリーちゃん、彼氏(鉄太)や友人(遠宮)の家庭環境も複雑で
いろんな家族がいるんだなと感じました。
カノさん、宙ちゃんの歳とともに
変わっていく関係性がとても素敵な本でした。
やっちゃんの箇所は、少しネタバレでとても悲しかったですが
被害者の家族と加害者の家族の関係性という
なかなかないテーマで読んでいて考え方になるほどと思いました。
いろんな家族の形に考えさせられたり
ほっこりしたりの本でした。
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