
ブレイディみかこさんと言えば
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
こちらは、小説でイギリスの貧困層のミアという少女が主人公のお話でした。
とにかく、ミアの母親がひどく、
ドラッグ漬けで男性関係もだらしない。
これがイギリスの貧困層のリアル?なのだとしたら、
このような母親の元に生まれてしまった子供は
本当に辛いと思って読んでいました。
ミアが日本の古い小説を読み進めながら物語を行き来するところは
作者がイギリスに住む、日本人ならではと思いました。
そして、家族を見守っていたゾーイが
ミアが助けて欲しいと思ったときに
自分の子供を守るために、泣く泣く
助けられなかったところがリアルでした。
まずは、自分の家族を守るというのは
仕方のない事実なのかなと。
そして、ここから少しネタバレなのですが
ミアがとうとう子どもだけで
ある決断をしたとき
でもチャーリー(弟)が全然思うように動いてくれなくて
どうなるんだろうと思ったけれども
希望が見えるラストで本当によかったです。
現実は、明るい未来が待っていない場合のほうが多いのかもしれませんが。
ネグレストされている子どもについて
とても難しい問題で、できることって…なのですが
まずは、知って自分の子供にも学校で席の隣にはそんな境遇の子がいるかもしれない
ということを伝えたいと思います。
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