『La Vie en Rose ラヴィアンローズ』
村山由佳を読みました。
ガーデニングで本などを出すほどの咲季子とモラハラ夫の生活の中、
新しい本を出す企画で、堂本という咲季子より少し若くて、魅力的な男性と出会います。
堂本から今までの生活がおかしいと、諭されだんだん咲季子も、
今の生活に疑問を持ち出します。
そして、堂本と親しくなり旦那から離れようとした結果、
取り返しのつかない事態へと陥り…。
さらに、若い堂本は一時の情事としては楽しんでいたけれども、
だんだん経済力のある咲季子におねだりをしたり、
あまりにも重すぎるの咲季子の状況を一緒に背負うほどのことには、
逃げ腰というか完全に他人の程です。
咲季子は一体どうすればよかったのかという、
幕切れは中途半端なところで終わります。
この、自己評価の低い咲季子がどうなるのかと思い、
一気に読みきりましたが、内容は最近の村山作品を上回るほどのテーマの斬新さや
新しさを感じるものではなく…という感じだったと思います。
ただ、また新しい新刊は読んでみたい作家さんです。
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