いわずと知れた、スーパーモデル冨永愛さんの本です。
この後読んだ、「美を作る食事」を読む前に読んでみました。
冨永愛さん、とても華やかな方ですが、
本を読むと幼少期とても苦労していたことが分かります。
本では、最初から身長が高かったことのコンプレックスや
姉妹が3人いるけれども、全員父親が違うという複雑な家庭環境
なんと、高くなる身長を止めたくて14歳からタバコをすっていたことなんかも書いてありました。
とにかく、貧しかったということで、
自分を傷つけた人に復讐する思いで
モデルの世界を歩んでいった様子が書かれていました。
そして、学生の頃は読んでいると近づきたくない感じの
怖そうな女の子のようでした。いわゆる不良。
ただ、この本を書いているのが既にお子さんを持ってからだったようで
子どもに自分と同じ寂しい気持ちを味わわせたくなかったのに…。
ということもが随所に書かれています。
そして、自分がいるファッション業界、ショーの世界についても
憧れて入ったのではないからか、辛辣な意見で現実を
書いていて、読んでいておもしろかったです。
最後は、子どもへの思いを本当に愛にあふれる言葉で書いていて
人ってすごく変わるんだな~という思いでした。
そして、いろいろなものから影響を受けたりすることは多々あるけれども
自分が変わるきっかけや、新しい思いって自分の子供から受けることは本当に多いので
同じ母親としてとても共感するところがある内容でした。
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