この手の本は、最新の本ではないと意味がないかなと思いつつ
手にとって見ましたが、親の心持ちとしてとても参考になった本です。
まだ子どもは小さいのですが、中学受験をするなら逆算して考えると
来年は小学生となり習い事も考える時期となり手に取りました。
首都圏に暮らしていると、中学受験とは切っても切れない悩みであり
実際私の暮らしている地域も通える範囲にあるため悩ましいです。
この本で参考になったのは、中学受験というのは
親が受験リテラシーを身につけ、覚悟が必要と言うこと。
高校生ともなれば、こどもに任せておけることが
中学受験ではほぼ任せられないため親が主導でやる必要があること。
そして、中学受験をしたことを受かっても落ちてもわが子にとって「いい経験」にすることなどが書かれていました。
また、公立中高一貫校が出てきたことで、
大きな落とし穴に落ちる人たちも存在するということも記載されていました。
「公立の中高一貫へ行かせようと塾に通わせて、結局私立の中高一貫校に進学することになる。そういう人がたくさんいて、最終的に奨学金の借金の山がすごいことになっているおうちを何軒も見てきています。これからもっと増えますね。~」
とありました。
確かに、公立中高一貫校があることで、今まで中学受験は普通の家庭にはちょっと無理かなと思うところに夢が出てきてしまい、そのまま滑り止めで受けた私立に受かると親は行かせないという選択肢がなくなってしまうという話は納得でした。
アドバイスだと、公立でなければ行かせられないご家庭は、私立は受けない、受けっても行かせないという覚悟が必要とのことです。
うちも、「公立中高一貫校」ならどうかな?と考えていたクチなので
とても参考になりました。
調べてみると、当たり前のことなのでしょうが「公立中高一貫校」の倍率は高すぎて最初から受験を挑むより公立の中学に進むことを考えるほうがよいのではないか(とはいえ娘はまだ幼くて(笑)親が勝手に考えているだけです)とまで考えました。
また、本には私立中学、公立中学のメリット、デメリット
中高一貫の良さである大学受験の準備のメリット
とはいえ、最終的には就活へという流れでとても読み応えのある本でした。
よく読む花まる学習会の代表の高濱先生の本でも言われる
「メシが食える大人になる」ということを一番考えたいと思いますが
悩ましい中学受験のことについて理解を深められたと思います。
この本をきっかけに、中学受験をする場合年間130万円~くらい必要と雑誌で見たり
私立中学の親の年収ランクを調べてみたりとふわっと中学受験のことを考えていたところを調べるきっかけともなりました。
また、公立で進むのなら「英語」の勉強はポイントになるかもなど、きっと調べている方からすれば当たり前なことも知りました。
中学受験は娘が自分から言い出したときに改めて、お金のことも交えて話し合いになるのかなあとも思います。
中学受験について悩まれていて
ご興味のある方はおすすめです。
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