「蜜蜂と遠雷」恩田陸 を読みました。
史上初の直木賞と本屋大賞のダブル受賞のようです。
ピアノコンクールが舞台で、著者は何度もピアノコンクールに取材に行ったようです。
ものすごいクラシック、ピアノ界のことが描かれていて
子供の頃に、ピアノを習っていたので今は全く弾けなくなってしまいましたが
この本を読んで懐かしく思い、ピアノ弾きたいなあと思いました。
ピアノの天才、ものすごい才能を持っているものの集まりのコンクールで
それぞれが刺激を受け、天才にしか分からない境地の話が合ったり
普段の生活とはかけ離れた世界ですが
すごいなあとひたすら思って読んでいました。
コンクールの終盤で亜夜ちゃんが、風間君に刺激を受けて
覚醒していくシーンがとても素敵でした。
私はずっとスポーツをやっていたので、ついつい自分がやっていたスポーツに置き換えて
考える癖があるのですが、確かに大会中、試合をしていくごとに急に伸びたり、
ずっと停滞していたのに、急に階段を1段ずつではなく何段も一気に
駆け上がれることを体験しているので、そういう機会ってなかなかないけれども
人生の中で貴重な体験だよなと思いました。
そして、娘にもそういう経験をさせてあげたいなあと思います。
本屋大賞、同年の2位の森絵都さんの「みかづき」もまた全く違う世界ですが
とても楽しい本だったので本屋大賞の上位作は、やはり面白いなあと思いました。
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