『罪の声』 塩田武士 読みました

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『罪の声』 塩田武士 読みました。
2017年の本屋大賞3位の作品です。
これで、2017年の本屋大賞の上位3作品を読んだことになりますが
どれも面白かったです。
そして、どれも全く話や雰囲気の異なる作品でした。
本屋大賞のランキングは本を読もうと思っている人に、
おすすめできるかなと思います。
「罪の声」、塩田さんの本は始めて読みましたが
「森永・グリコ事件」をモデルとし
とても重厚で社会派な作品でした。
そのためちょっと最初はとっつきづらいかなと思いましたが
だんだん事件とともに家族に焦点があってくると
面白くなってきて一気に読み進めました。
塩田さんは、元新聞記者ということで
この本については構想が15年ということで
とても調べられている納得の内容でした。
著者のインタビューもよかったです。
「森永・グリコ事件」については、ほとんど記憶が無いのですが
そんな事件があったんだなとこの本を読んで知りました。
そして、この本の主犯格の犯人1人が仕掛けた目的が、
子供の将来のこともあるようなきっかけで、
同じ子供の親として子供については望みをかなえてやりたいし、
気持ちはわかるけれども、そこは渡ってはいけない橋だったんだろうなと思いました。
結果、その人の子供は事件で人生が狂っていき
そこに読み応えがあったのですが、こういう風に親がしてはいけないなと思いました。
そして、なんでもない日常が大事だなとつくづく思いました。
小説を読むと、全く異なる世界の話を読んだりして
自分のことを思うことができたり、面白い本を読むと
(やはりそこまで考えがいたる本はそんなに出会えない)
やはり読書は良いな~と思います。
他の塩田さんの作品も読んでみたいと思います。
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