『「静かな人」の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法 』ジル・チャン

おそらく、日経新聞の広告で興味を持ったのかなと思います。
新聞を読んでいると、新聞広告がありそこからいろいろなジャンルの本に
興味を持ていいです。
この本は、台湾のジルチャンという方が書いた
タイトルとおりの本です。

最近、新聞を読んでいて「リスキリング」という単語を頻繁に見るため
自分も何かやろうと思いたち、資格試験の勉強をしていたため
当初は、忙しくて読むつもりがなかったのですが、
読んでいたらためになったので心に残ったことを記録します。

まず、自分はどんなタイプを知るテストがあります。
とはいえちょっとしたもの。
35の設問があり、私は内向型と外交型の境目である半分でした。
自分のタイプとして、よく人と話すのも嫌いではないけれども
人の話をよく聞くことも多く、やはりそうなんだなーと思いました。
ちなみに、夫は結構な内向型気質ですが、完全なるテストで内向型でした(笑)
私は、本を読んだり1人で過ごす時間も大切なので、納得しました。

著者のジルチャンさんは、内向型だけれども
こんな方法でビジネスの世界を渡り歩いてきたということが書かれています。
内向型は臨機応変や軽い雑談が苦手だけれども
そういうタイプはしっかり準備をする。そして何度も練習をする。
脳が即座の対応に向いてないなど、
でも、自分の性質を受け入れて
外交型にとっても理想の仕事なんていうものはないので
自分にぴったりの仕事を見つけるか、仕事に合わせて自分を変えるしかない。

・他人の感情にいちいち振り回されない。
・落ち着いて話を引き戻す。
・あえて「強い態度」にでない
・「自分の立場」をはっきりしめす
・好かれるより「信頼関係」が大事
・プレゼンなどの準備には、入念に準備、参加するなら前向きに
・マネージングアップも考える 上司を管理して正当な評価を得る

上司のタイプに合わせて準備する

主導型-主導型のマネージャーは目標指向。チャレンジやイノベーションが好き。全体の状況をコントロール。
一筋縄ではいかず、ばかげたことは許せない。
与えられた課題はすみやかに取り掛かり、進捗や結果をこまめに報告。上司は要点が明確で迅速かつ正確な
コミュニケーションを望む

感化型-社交的でこまめな声賭けによってコミュニケーションを図り、相手の気持ちや感情に注意を払う。
相手を奮起させたり、説得したりするのも得意。考えや気持ちを共有するのが好きなので、感謝の意を
きちんと伝える必要がある。

安定型-温かい人柄でグループや伝統を尊重。計画にも注意を払い、相手の話もよく効くが物事の進め方が行き当たりばったりのことも。会社の利益のためという決まり文句を使うと提案が承認される可能性が高くなる。

慎重型-つねに問題の本質に迫るべく、じっくり考えデータや分析を重視。時に完ぺき主義者の一面も
論炉的に資料を準備する

主導型のマネージャーには、企画書の内容を1ページにまとめた概要
感化型のマネージャーには、企画書の見栄えに力を
安定型のマネージャーには、実務的な内容
慎重型のマネージャーには、企画書は分厚ければ分厚いほうがいい。

と、こういった内容がとてもおもしろく参考になりました。
上司に合わせて準備をする。上司を変えようと思うのはやめようともありました。

そして、最後にここまで内向型の特性のポイントなどが存分に語られる本でしたが
最後の2つの言葉がありすばらしいと思いました。
「自分の強みや才能、長所、かけがえのない価値をアピールして輝くことができれば、子羊のように静かな人でも
誇り高いライオンの群れを率いることができる。ライオンが羊の群れを率いるよりもよっぽどすごいことだ」
アダムグラントの言葉
「自分自身を理解すること。だが、それに縛られないこと。自分をよく知ることによって、自分の限界を意識的に超えられるようになる。内向型、外交型というレッテルで自分の可能性を狭める必要はない」

仕事が忙しいとき、この本をちょうど読んでいたので
冷静にいろいろ対処することができています。

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