『路』 吉田修一 読みました。

『路』 吉田修一を読みました。

台湾と東京が舞台で、台湾に新幹線が走る企業の社員が奮闘する話がメインでした。
また、ふとした縁で台湾と日本で知り合った男女の話もあったりと
いろんな話が少しづつ絡まりあい進んでいく展開がおもしろく
一気に読みきってしまいました。

また、台湾という国の時間の流れについてもよく書かれており
日本という国のスケジュールに対する感覚と他の国の感覚というのは
違うのだなあと本を読んでいて感じました。

日本でスケジュールというと、守るべきものですが
台湾では予定であって、スケジュールが遅れるのは当たり前という雰囲気で
国をまたいで仕事をするときの難しさや、駐在の人の苦労などが
もちろん、小説はフィクションでしょうが興味深いエピソードでした。

話のメインとは別に、戦前くらいに以前台湾で暮らしていた人が出てきたり、
台湾駐在している彼女の付き合っている彼氏がうつ病になっていたりと、
現代っぽい話もできてきました。

そして、人と人の出会いって縁がやはりあるのものだなあと思い、
なんだか今の知り合った人たちとの縁を大事にしたいなあと思いました。
読書をすると、いつも自分の視点だけでは気がつけないものを感じることができたり
本当に楽しいと思います。

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