話は多くの人で綴られていきますが
メインとなる登場人物がいます。
桐生夏月
佐々木佳道
諸橋大也
そして、子どもが不登校になってしまった父親
寺井啓喜も印象に残りました。
最初は、どんな話なんだろうとつかめませんでしたが
だんだん内容が分かってくると
そんな人がいるって意識したことないくらい特殊な
性の志向(水の動き、水について)を持った人の悩みでした。
桐生夏月と佐々木佳道が世の中にまぎれるため
(ネタバレとなります)契約結婚をしうまくこのまま行くのかと思いたいところですが
最初にうまくいかなかった話が記載されているので
そうなるんだろうなと思うと、切なかったです。
また、多様性というフレーズにについて
今は、よく「多様性」と聞くし、
実際自分も「多様性」の時代でいろんな人が自分を表現しやすくなったのかなと思っていたけれども
語れない人もいるんだってことにこの本を読んで知りました。
読むと分かるすごいテーマでした。
本が好きな人にはおすすめできますが
ちょっと扱っているテーマが
特殊なのでおすすめする人を選ぶかなと思った本でした。
でも、本を読まないと知りえないことが書いてあって
おもしろい読書体験ができます。
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