
図書館でいつも本を借りるのですが、この状況で図書館がやっていないため
新しい小説を読めなく残念です。その代わりに、久しぶりにドラマにはまりました(笑)
「恋はつづくよどこまでも」~♪
とはいえ、図書館にいろんな本を眺めに行ったり本を選ぶ過程も好きなので
また図書館が開くような通常モードに早く戻って欲しいなと思います。
この本は、まさか小川糸さんの本で、がんの患者さん
ホスピスの話が出てくると思わなかったので読み始めてまずびっくりしました。
ただ、がんの話だけではなく、おやつの話もある意味メインで
そこは、小川糸さんの本らしくなんだかほっこりしました。
マドンナと、しずくとおとうさんと犬の六花の関係性が
素敵でした。
しずくとお父さんの話では最後に泣けました。
お父さんの再婚はしずくを思っていた気持ちもあったのだけれども
お父さんの気持ちとしずくの気持ちが異なっていたことは
お互いを思いやっているからこそのすれ違いで人と人って難しいなと思いました。
本の中で、死にいく運命のしずくが
「明日がくることを当たり前に信じられることは本当は幸せなこと
そのことを知らずに生きていられるのはなんて恵まれているのだろう
自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満を漏らしながらも、
平凡な毎日を送れること」~
という文章を読んだときには、
仕事が大変な時期でもあり、なぜ自分だけ大変なんだ~と思ってしまいましたが
人は生きているからいろんなことを悩めるのだなと励ましてもらったような気もしました。
なかなか、通常の日常生活では気がつけませんが
今のような(コロナ)状況だと、通常の日常生活が送れることだけでも
幸せなことなんだなと痛感します。
読んでいると泣いてしまうこと必須ですが素敵なおはなしの本でした。
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