知らないで借りたら、先日読んだ朝井リョウさんと同じシリーズの
海山伝説をモチーフとしたお話でした。
『死にがいを求めて生きているの』朝井 リョウ 読みました。
『死にがいを求めて生きているの』朝井 リョウ 読みました。知らずに読み進めましたが、螺旋プロジェクトなるものの「海族」「山族」の物語のシリーズの1冊だったようです。なぜ、気の合わないもの同士が一緒にいるのか?と思いましたが...
話が2つ収録されているのですが、前に収録されていた
嫁姑問題の「シーソーモンスター」はおもしろかったです。
伊坂さんと言えば、殺し屋シリーズなどでもよく特殊能力を持った主人公が出てくるのですが、
その能力を妻が持っていて夫は知らないけれども、
実は妻は秘密組織で働いていたという設定でした。
ラストのほうでまさかのあなたもだったのですか!という展開があっておもしろかったです。
2つ目の話も、たまに伊坂さんの本で読んだことのあるような
未来の話でした。
世の中が、監視カメラや自分の持っているカードかなにかで
すぐ動きが突き止められて、そうそう遠い話でもないのかなあなんて思いながら
読んでいました。
私は、最初の話が女性が主人公の話で嫁姑問題も絡まっていて
好きでした。
話はまったく1つ目の話とつながらないかなと思っていたら
最後のほうでちょっと登場人物が出てきて、
楽しかったです。
海山伝説シリーズですが、知らなくても楽しめる本だと思います。
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