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『あなたの愛人の名前は』 島本理生 読みました。
6編の小説「すばる」で初出していた短編が集められている本でした。
なかでも「あなたはしらない」「俺だけが知らない」で浅野さんと瞳の関係が
この本で印象的でした。
なんで、こんな人(無神経の塊、でも本人は自覚なし)と
婚約してしまったのかなと思う瞳でしたが
途中で浅野さんと関係を持って
最後に(ネタバレ)お金まで渡し2人を切ってすがすがしく新天地で過ごすところが
女性らしく素敵でした。
きっと、切られた男性のほうが記憶に残るあたり(小説でも思い出していた)
現実あるあるなんだろうなと思いました。
また無神経な男性、話が通じない男性って職場にもいますが
いつか気がつくんだろうか?またはもうそういう風に子どもの頃から
育てられていたとしたらなかなか気がつけないだろうから
ある意味不幸だなと思いました。
お互い、無神経な人同士なら上手くいくのかな?と思ったり
いろいろ考えてしまいました。
話は最後のほうに「浅野」さんの妹が引きこもっていたけれども
だんだん外に出ていたり、明るい方向性で話が進んでいてよかったです。
島本理生さんの本もすきなので、また新刊が出たら読みたいなあと思います。
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