『横道世之介』吉田修一 読みました

『横道世之介』吉田修一 読みました。

最近、吉田修一さんをたくさん読んでいます。

子育て期間の今は映画も気になっている作品がたくさんありますが、
なかなか見ることができず、どこでも読むことができる読書。
そして、もっと子供が小さかった頃の読書ができない期間に出版されて
気になってた本を今読んでいます。

吉田修一さんの本はたまに、普通だったかなと思う作品もありますが、
「悪人」や「さよなら渓谷」のような重めの作品から
この、横道世之介のなんともいえない軽い雰囲気の本まで、
範囲が広いというか、どれを読んでも全体的に好きな内容で、
今後も読んでいきたいと思う作家さんです。

横道世之介は、大学生なのですが、なんというか隙がある、
そして全てにYES、優しいけれどもたまにちゃんとしたこともいうという大学生で、
本の内容は学生生活のことが書いてあるという内容なのですが、
行動や振る舞いがとことん善人で読んでいて気持ちが穏やかになる本でした。

主人公が上記の感じのため、周りのキャラクター、
彼女の祥子さんや、加藤くん(クールなゲイ)など個性的な人との繋がりもおもしろいです。

この本を読んでいて、自分の子供にはこんな人になってほしい
あんな人になってほしいなどと考えました。

映画もあるようなのでいつか見てみたいです。

 

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