落語の舞台写真を撮影する写真家のお話です。
カメラマン見習の繭生(まゆう)が、師匠との約束を破り
押してしまった落語、高座でのシャッターが
その後の繭生の人生を変えてしまう話でした。
繭生は、師匠との約束を破り押してしまったシャッターのことを
演者にも師匠にもお詫びすることなく逃げてしまいます。
そのことは自分の中でも深い後悔と楔となって
折々に自分のことを苦しめます。
父が連れて行ってくれた落語の世界にもそのせいで一緒に行くことができなくなり
理由も言えないまま。
繭生(まゆう)は逃げてしまって
謝りもせず良くない行動とは思うけれども
そうするしかないくらい追い詰められてしまったんだなと思うと切ない気持ちにもなります。
人として、失敗しない人や間違わない人もいないと思うし
この行動を肯定するわけではないけれども
間違ってしまったことを反省し、謝罪をしたうえで
また自分の好きな場所に戻る決断をした繭生の頑張りによかったなと思います。
繭生の背中を押してくれた、噺家のみず帆もまた
やってはいけないことをしたけれども
必死で謝罪をして今があります。
師匠との絆、
落語家の厳しさ、
カメラマンの後輩との関係性など
どのエピソードにも心が動かされる話でした。
自分の好きなこと、信じる道を一生懸命に歩んでいる人たちの話で
自分も明日また頑張ろうと思わせてくれる素敵な読書の本でした。
気になっているもの、購入して気に入ってるものや愛用品など載せてます




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