『あきらめない』村木厚子 読みました

『あきらめない』村木厚子 読みました。
日経新聞「私の履歴書」で3月に毎日読んでいてとても興味を持ち著書を読んでみました。
この本との出会いは、ちょうど、3月が自分にとって一番しんどい時期で
特に今年は部署移動や大きな変化のあった時だったのでとても心に残りました。

人は、会うべき時に会うべき人と出会えるようになっている。

ということもよく思うことがあるので、この本とこのタイミングで出会えたことも感謝です。
そのきっかけをくれた日経新聞はいつも思いますが、情報を得るだけではなく仕事を続けるうえで、
視野を広げてくれたり、今日も頑張ろうと思わせてくれる大切な存在だと思っています。

村木さんの事件は当時あまりよく知らなかったのですが
とても大変な冤罪事件であったことを知りました。
その事件の最中の心もち、そしてこの本の中では事件のことももちろん記載があるのですが
働く女性の先輩としてどうやって頑張ってきたか
働き続ける時には様々なことが起こるけれども
こうやって続けてきたということがわかりやすく書いてありとても心に残りました。

・午前まで仕事をするほどの激務を乗り越えられる心と身体
 そして、国家公務員というポジション自体が普通の人ではないのですが
 本人曰く「普通の人のロールモデルになりたい」という言葉が心に残りました。
 普通の人から見れば、多くの役職についているし国家公務員だし普通の人ではないけれども
 一見普通の人のように見える、目指すことができそうなことを話してくれるところがとても勇気づけられました。

・またこの本の中でいろいろな箇所に出てくるなんとかなる
 やってみなければわからないというところもとても共感しました。
 自分自身、子供を産んで仕事を続ける中で当初はもっと予定を組んでその通りにしたい気持ちがありましたが
 本当にその通りなんかにならないことが多くあって、行き当たりばったりではないけれども
 その時、その時目の前にあることを頑張る。まず目の前のことを一所懸命やるとそのあとにその経験がどこかで
 活きたり、自分の中に残ることを実感しているので心に残りました。
 本の中で、自分に合った仕事を探すことはもちろん大事だけれども
 結局仕事なんてやってみなければわからない
 自分のこともよくわからないうちにわからない仕事のことを考えて「わからないの二乗」になっても仕方がない
 これも、いろんな本でよく読みますが、選ぶことで迷うなら選んだ先を正解にするというか
 それから先自分がどう動くかで決まってくるとこの本でも記載がありました。
 何かを成し遂げたり、人の上に立つような人は同じことを言うなと改めて感じます。
 「考えるより、やってみる」

・個人の仕事の射程距離の話もとても参考になりました。
 「一人の人間が、Aに1年、Bに1年、Cに1年、Dに2年、Eに5年携わったとき、その人の仕事の射程距離は
 A~Eの仕事を5年分携わったのと同じだけの大きさがある」ということ
 つまりどれか1つだけでも深く携われるものがあれば、その人の仕事のキャパシティーはぐっと増す。
 仕事は広く浅くでよい。
 毛嫌いせずに、与えられた仕事に一つ一つ取り組んでいくことで仕事の射程距離がどんどん広がる。
 だから「異動」を命じられたら受けたほうがいいし、仕事が変わることは怖いことではない。
 むしろ自分の財産になる。

・階段を1つ上がれば見える景色は変わる
 昇進についてです。この春、昇進した人変わらなかった人さまざまなことが周囲で起こりました。
 その時に、この村木さんの言葉からいろいろなことを思いました。
 力が付いたから昇進するのではなく、昇進したから力がつくということ。
 昇進のオファーはその人がそれだけ優秀であり、才能や実績を認められているということ。
 「実力が追いつくこと」が大事なのではなく、「階段を上がっていくこと」が自分を成長させてくれる。

・様々なリーダー像
 自分に合ったやり方でリーダーシップをとっていくことが大事
 強いリーダーシップを取る人
 理屈攻めでノーと言わせない
 村木さんは頑張ってリーダーぽくしない。多くの人の意見を聞いて、集約して、調整していく「調整型の上司」というスタイル

・リーダーとして
 ぶれないことの大切さ
 情報の共有化
 迷ったら原点へ
 情報を上げてもらえる上司になる
 上手に断る

・現場を見ることの大事さ
・今、何ができるかを考える
 今できることをやる
 食べれ眠れば人生なんとなかる

そして、人生は長いので1歩1歩歩んでいけば、遠いところまで歩いてきたなと思えるというインタビュー記事も
励まされました。仕事も子育ても様々なことが起こり、心が動かされる時もありますが
そんなときもまずは目の前のことをやって1歩1歩進んでいく。
そんな気持ちで前向きに歩んでいこうと励まされる本でした。

また、日経新聞の記事を読んだ後に
様々な媒体でインタビューを受けている記事も読み励まされたりしたのでその記事のリンクもたくさん張っておきます。

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