『啼かない鳥は空に溺れる』　唯川恵　読みました。

母と娘がテーマの話です。
子供の頃から母親と子供の母子家庭で育ってきた娘と
子供の頃から母親に虐待かと思うような形で育てられて
母親の呪縛から逃れられない娘の話でした。

ラストまでどういう風な親子関係に落ち着くのかと気になり
この本も一気読みしました。

母と娘というのは、近い存在過ぎていろいろ小説のテーマや
テレビでもよく聞く話題です。
そして、私も娘がいるので考えさせられましたが
かなりこの小説の内容は極端なパターンかなとも思いました。

私が今、仕事をしながら育児をできているのは
娘が病気になったときなどに、お願いできる母の存在がとても大きいです。
自分も子供を持って子供の依頼なら何とか都合をつけて
かなえてあげたいと思う親心というのがまだ娘は小さいですがわかります。

母と娘のことを考えるとつい重くなってしまいがちですが、
この先、ずっと娘が大変なとき頼ってもらえるような、
そんな母娘でありたいなと思います。
ただ、頼られすぎも心配ですし、程よい感じがいいですね。
家族のテーマは頭で考えると難しいなあと思いました。