『怒り』映画を観ました。

『怒り』映画を観ました。


小説を読んでいたので、既にストーリーは頭の中に入っている状態です。

ただ、先に映画の配役を知っている状態で小説も読んだので
俳優さんが映画の登場人物となって動いているなあという印象で
全く違和感が無かったです。逆にそれだけ俳優さんがその役になりきっていて
原作を読んだ読者に違和感を感じさせないってすごいとは思いました。

全体的に、小説だともう少し細かい設定や動機などが描かれているのですが
映画だと時間の関係上なくてもったいないと思うところはありました。
既に小説を読んでしまっている状態だったので
自分にはわかり、知らない状態だとどうなんだろうとは思いました。

3つのストーリーが進んでいって、
それぞれ良いのですが小説は全部を表現できるけれども
映画という限られた時間のなかだと
少し全ての話がもう少し深いとこまでいけるのにという
残念なところもありました。

また、以下はネタバレです。
小説だと、泉の事件は未遂と表現され
作家の本当の気持ちは分からないですが
読者にも、未遂という逃げ場があるのですが
映画だと「えっ」ていうくらい未遂ではなく描かれていてびっくりしました。
また、広瀬すずさんが自らオーディションを受けたというので
話を予めわかっていて演技をしているとは思うのですが、
こういう役に挑むってすごいなと思いました。

この監督の映画は過酷と知られていますが
それに挑戦する俳優さんってすごいなと
改めてこの映画を観て思いました。

宮崎あおいさんも素晴らしかったです。

タイトルの「怒り」に対しては明確な答えも無く
人は人をどこまで信じられるのかという難しいテーマで、
さらに素性が知れない人をっていうさらに厳しい内容でしたが
李監督の映画は俳優さんの演技も素晴らしく
今後も観たいなあと思いました。

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