『羊と鋼の森』 宮下奈都 読みました

高校生のときにピアノの調律師に出会って
一心に思い続けて、調律師として青年が成長していく姿が
書かれている本です。

設定が、高校生でなりたいものを見つけて
そのまま熱中して進むなんて素敵過ぎて
最初は非現実だなあなんて思いましたが
途中からは素敵な登場人物に惹かれて一気に読みきりました。

映画化も山﨑賢人さんでされるようです。
主人公がイケメンです。本の中ではここまでイケメンな感じではないですが（笑）
また、著者が巻末の謝辞に記されている調律の話を聞いた方がまた素敵な美人さんです。

ピアノは子供の頃にやっていて
そのときは遊ぶ時間が奪われるものとして
好きになれなかったのですが、大人になると弾きたくなります。

ただ、家に置くなら電子ピアノかなと思っていましたが
こういう話を読むとアコースティックなピアノって
やはり素敵なんだろうなあと思います。

また、好きなものを見つけて夢中になってやって
仕事とするって本当に幸せなことだよなと思います。

大人になってしまうと、稼げるか、生活できる収入が保障されるかなど
現実的なことを考えてしまうので、そういうことを考える前に出会えるって
もちろん職人さん系等の仕事のため道は険しく大変そうですが、素敵なことだなと思います。

また、小説で作者はプロの物書きさんなので
実体験で無いことが普通とは思いますが
作者の方もピアノを弾くというあとがきでピアノ愛があふれている本のため
とても納得しました。