『みちづれはいても、ひとり』寺地はるな 読みました。

全くタイプの違う女性2人の日常から旅への話です。

弓子と旦那が別れて
旦那を探しにいく島の中での
話が一番多いですが、弓子のお母さんの話などは、
結構辛い話が書かれていたり(虐待のようなものを受けていた)
そんな中でも、親を憎まずに育ち
迷ったりしながらも自分で立っている弓子さんは
すごいなあと思って読んでいました。

一緒に旅する「楓」との関係性も
全く逆のタイプの人間なのに一緒にいて
面白いなあとおもいます。

なかなか、女性同士って似たもの同士で仲良くなりがちですが
弓子さんと楓さんは、こうまで違うのに
友情を感じられるところもいいなと思いました。

また、シズさんという強烈なキャラクターが島の人として登場して、
ありえないくらい空気読まずに、ずかずかくる女の人で?と思っていたら、
その人もちょっと子供時代に悲しい経験があって
成長してしまったとか。

男性より、女性が良く書かれている本でした。

小説で、作り話の世界だけれども
いろんな人が世の中にいるんだよなあと思わせてくれる本でした。

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