『がん消滅の罠』岩木一麻 読みました

​『がん消滅の罠』岩木一麻 読みました。

このミステリーがすごいの大賞作品です。

医者が主役の話です。
そして、がんの医療に携わる医師が
がんが治るわけのない患者が完全寛解(すべての病変(がん)が消失し、新たながんが出現していない状態が続いていることです。)していることから
疑問を持ち、話が進んでいくストーリーです。

夏目という医師と
羽鳥という医師、
そして西條先生がメインです。

読んでいくと、大きなことをしているのに
動機が少しあいまいでここまでのことをすることかな?と思うこともありました。
また、医療を施す側、そして治してくれると信じきっている患者に対して
医療の知を用いて、全く逆のこと(あえてがん細胞を身体に戻す)なんていうことを
やる、やることが可能である医師というのは恐ろしいなとも思いました。

医療の現場に携わる友人、知人がいないので
なかなか想像もつかない職場ではありますが
医者というのは治す方法をしっているだけに
悪くする方法も知っているという仕事なんだなと思いました。

小説は楽しかったですが
なかなか読み終わった後に考えさせられる内容でした。

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