以前読んだ「コンビニ人間」のときも、ものの捉え方
そして、すごい才能と感性を持っている作家さんだなと思いましたが
今回も、かなり村田 沙耶香さんらしい内容の本でした。
『コンビニ人間』 村田沙耶香 読みました。
『コンビニ人間』 村田沙耶香 読みました。第155回芥川賞の受賞作です。芥川といえば、新人作家の賞なので面白いと思うときもあれば…、という時もありますが、この本は面白かった!かなり変わった主人公恵子は、子供のころから静...
最初は奈月と、由宇、その後大人になってから
奈月の旦那智臣が出てきて3人がどんどん壊れていくというか
人間ではない地球星人にかわっていく物語でした。
前半の、奈月が親から受ける虐待のような仕打ち、
それを聞く隣のおばさんとのやり取りがシュールすぎて戸惑ったり
塾の先生の奈月に対する行動の気持ち悪さに読むのがキツイと思ったり
読んでいて、不快になる気持ちの多い作品なのですが
独特の表現方法だったりがおもしろくてついつい読んでしまいます。
後半の人殺しのシーンや、どんどん3人が人ではなくなっていくところくらいになると
ついていけないと思いましたが、最後どうなるんだろうと思い
一気に読みきりました。
この作家さんの書く本は、衝撃的な内容だけどおもしろいので
また読みたいなあと思います。
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