『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン 読みました。
昨年読んだ以下の本のように、本屋さんでみる話題の本だったので
どんな内容かと思って読みました。
この本で、心に残ったのは以下。
・時間が足りないと思って生産性を高めて、いくら効率的に過ごしても、ずっと時間は足りないまま。
タイムマネジメントやライフハックの技術は大変な事実を見落としている。
「時間を思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが利かなくなる」
・時間には限りがある。ということは限界を受け入れる。つまり「何もかもはできない」と認めること。
自分がやりたいことも、他人に頼まれたことも、すべてをやっている時間はない。だからそれを認めて生きる。
・多くのタスクをこなして、簡単な仕事を片付けて仕事の早い人だと思われる。本来やりたい仕事を後回し。
ずっと本当にやりたい仕事ができない。
すべてを効率的にこなすことではなく、すべてをこなそうという誘惑に打ち勝つこと。
何を選び、何を手放すか。
・タスクを上手に減らす3つの原則
1、まず自分の取り分を取っておく
2、進行中の仕事を制限する
3、優先度「中」を捨てる
完ぺき主義をやめる。
・人生には「今」しかない
面白い小話
将来の利益のために、人生を道具化しない人たちは現在の喜びを充分に味わうことができる。
メキシコの漁師が1日に2~3時間しか働かず、太陽の下でワインを飲んだり、友達と楽器を演奏したりして過ごしている。
それを見て、愕然としたアメリカ人のビジネスマンは、漁師に勝手なアドバイスをする。
「もっとたくさん働きなさい。そうすれば利益で大きな漁船をたくさん買って、他人を雇って漁をさせて、
何百万ドルも稼いで、さっさと引退することができる」
それを聞いた漁師が、「引退して何をするって言うんだ」とたずねる。ビジネスマンは答える。
「太陽の下でワインを飲んで、友達と楽器を演奏したりできるじゃないか」
人生の「本当の意味」が未来にあると信じて、今このときを生きることから逃げない。
・人生をありのままに体験する
「いすでお湯を沸かせないからといって、いすに失望する必要はない」
・不可能な仕事の量は、どうやって不可能。達成不可能なほど、高い基準で自分の生産性やパフォーマンスを判断していないか。
・まだ自信がないからとしり込みしない。「誰もがすべて手探りでやっている」
・個人の人生とは「自ら切り拓いていく道であり、誰も通ったことのない道」
ただ静かに、目も前のやるべきことをやる。次にすべきことをする。
1、解放と固定のリストを作る。10個作ったらそれ以上は増やさない。1つ終わったら1つ追加。
2、先延ばし状態に耐える。1度に取り組むのはひとつ。
3、失敗すべきことを決める
4、できなかったことではなく、できたことを意識する。
5、配慮の対象を絞り込む(自分の限りある時間をどれに使うか)
6、退屈で昨日の少ないデバイスを使う。
7、ありふれたものに新しさを見出す
8、人間関係に好奇心を取り入れる(次に何が起こるだろうとわくわくしながら生きてみよう)
9、親切の反射神経を身につける(後回しにしないですぐに行動にうつす)
10、何もしない練習をする(心を落ち着かせ自分だけの限られた時間をじっくりと味わう)
こうやって本を振り返って見ると、改めて
今を生きることの大切さ
時間はやはり有限なので選択が大事なことを感じます。
また、いつか、いつかと思うのではなく(近い計画性はいいとして)
最近は特に意識していますが、
今のこの瞬間を大事に大切にしていこうと改めて思いました。
気になっているもの、購入して気に入ってるものや愛用品など載せてます
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