『金米糖の降るところ』 江国香織


『金米糖の降るところ』 江国香織を読みました。
読み始めてすぐに、江国ワールドに連れられました。
佐和子(カリーナ)もミカエラも、美女でブエノスアイレス(アルゼンチン)出身。
そして、自由な人たちです。世間の人が見たらとか、常識というものに
しばられずに、自分達の意思だけで動いています。
彼・男性を共有しようといったり、
結婚している相手が浮気していることも黙認していたり
普通の間隔ではちょっと考えられないことが二人の間では
通っています。
美女で魅力的で、不思議な雰囲気を持っているとなれば
興味をそそられるのが人間ですが、こういう人が自分の近くにいたら
とても大変そうだなと思いました。
ストーリーは最後まで佐和子の考え・動きが読めなくて
達也・たぶちんとはどうなってしまうのだろうと気になって
一気に読んでしまいました。
江国さんの世界は、他の作家にはなくて
やはり読んでいて面白いです。また次回作にも期待です。


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