『透明な螺旋』東野 圭吾 読みました。

久しぶりの湯川教授のシリーズです。
たまに読むけれども、大体前回の話は忘れているので
関係性もうろ覚えです。。。

今回は、祖母、母親、孫という3代にわたっての
女性の物語で孫がメインの話です。
とはいえ、ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが
関係性が物語のキーポイントです。

祖母は、いい男性とめぐり合えたのに残念な結果で
自分の子を施設に。
こういう風に、何とかしたくてもどうにもならない状況ってあるんだろうなと思いました。
実家に帰ればよかったのに、親が厳しすぎて素直に打ち明けられなくて
親子ともども一緒に暮らせないという最大の不幸に。
親に頼れない人生は厳しいなと思いました。。

その後も、まさに小説のような展開(笑)で親が早死にしてしまい
娘が大変なことに。
男性を見る目がないというか、分かってからも離れることができずにDV男に捕まってしまいます。

DV男って絶対に自分の言いなりになりそうな女性を目ざとく見つけるスキルが高いのか
物語の女性園香ちゃんは完全にターゲットでした。
一度こういう男性に捕まってしまうと、
なかなか離れたくても離れられずにマインドコントロールされて怖いですね。

物語は、この男性から園香ちゃんを守ろうとすることで事件がおき
警察、湯川教授が動くのですが今回は、
DV男には気をつけるようにと、
自分が困ったときに1人で物事を解決しようとせずに
まずは行政に相談なり、ネットで調べるなりというスキルを
身につけるように子どもを育てないとなと思いました。

最後のほうに湯川教授のプライベートが明かされるのですが
これってこの物語いいるかな?と思いましたが
最近の問題である、介護問題が湯川教授、
物語の中でDVや子どもの養育について描かれていました。

エンタメ小説だったので、とても読みやすかったです。

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