『残された時間の使い方』佐藤優 読みました。

『残された時間の使い方』佐藤優 読みました。

本を読んで思ったのは、
タイトルについての詳細は、
どちらかというと本の中盤からが
具体的な内容で、前半は、なぜそのような考えで生きていくことが必要かという話でした。

心に残ったことを記します。

まず、著者は自分がプロテスタントのキリスト教徒 カルヴァン派であることを
前提に話を進めています。これはかなり大事な部分のようで
折に触れて記載がありました。
・人間の命には限りがある。
・キリスト教は終末論 この世には終わりがある
 仏教は輪廻転生。終わりの感覚を持ちにくい
・プロテスタントのキリスト教徒というのは、すべての人にはそれぞれ役割や使命がある
 それは、神の意志で決まっていて、地獄に行くとか天国に行くとか決まっている。
 厳格 神の「召命」だと考える

・資本家のほうに回らないと時間は搾取される構造が資本主義
 労働力はコスト(費用)のため

・時間には2種類

 客観的な時間の流れ 事実の時間(fact)→時間そのもの
 主観的な時間の流れ 真実の時間(truth)→私たちが関わる時間
 真実の時間を意識し、事実の時間に浸食されないように
 親しい人と過ごしている時間は真実の時間で1時間でもあっという間
 上司に怒られたり、嫌なことをしている5分は1時間に感じられる 主観的な時間

・クロノスとカイロスの違い

 クロノスとは時間そのもの
 カイロスとは区切りのある時間タイミング
 クロノスは万人に同じだが、カイロスは違う。
 同じ8月15日でも、日本と韓国の意味が違うように

・時間は45歳から異なる 引き算の時間 応用の時間 完成の時間

 不安をマネジメントする
 次の世代に継承する→自分は子育てと会社であれば後進の育成でしょうか。

・休養について

 キリスト教では7日目は働いてはいけない日
 休むことで振り返ることができる
 瞑想などを取り入れる
 仕事の人間こそ「怠惰」
 時間に切れ目がないと見直しをしなくなる
 働くことが一種の逃げ
 瞑想をするような時間を持つことが大事

・教養について

 小説は豊富な代理経験を積むことができる
 私たち個々人は、その持ち時間も能力も経験できることも限られていますが、読書によって代理経験を積むことでその限界を超えることができる
 自分の時間を増やし、創造時間を増やすことにつながる
 代理経験は、読書だけではなく、映画やドラマなどからも得られる

 情報を集めたから教養が増えるというわけではなく
 人間関係と教養は鶏と卵
 人間関係が豊かで良好な人ほど、生きた情報や知恵がたくさん集まり教養も深まります。
 教養が深まれば、その人の信頼度が高まり、さらに人間関係が広がります。
 知識や教養を集めるだけでは、いわゆるオタクにすぎない。
 人間関係の中で、それをブラッシュアップしてこそ本物の教養であり、教養人。
 それをはぐくむことが、自分時間で創造的な時間

・コスパやタイパについて


 短期的に得をしたとしても、中長期的には損をする
すぐに役に立つものは、得てしてすぐに役に立たなくなるから
 
 お金を稼いだり、仕事の成績を上げようという時に、古典を読むことがすぐに役に立つとは考えられないが、しかし、長い目で見たときに、教養が身についている人と、そうでない人では、大きな差が出てくる。
例えば、古代ギリシャの三大悲劇詩人ソフォクレスが書いた戯曲「オイディプス王」の話は海外では
 ある程度のレベルの人たちは当たり前の教養として読んでいる。

・朝の時間を大切にする

 隙間時間を大切にする
 無駄な時間はしっかりと省く

・予定を変更するやわらかさも

 本来の目的は何か?を意識する
 機械的に時間を割り振ってその通りにできるというものではない

・幸せになるために

 過去の時間に関しては、むしろ無駄なことなど何一つないと考える
 一見無駄な時間も解釈次第では、貴重な経験を積んだと考える

 

 

例えば、時間とお金を考えてこの本では機会費用としていましたが
たとえ、お金が倍かかっても、その時間でほかのことができたり時間を買うことができれば
そちらを優先させる等の考えはすでに実践しているところもありました。
最近歳を重ねて、体力の戻りが遅くなってきているので
お金が安くても時間がかかるものは、体力が奪われてその後の回復に時間がかかり結果的にパフォーマンスが落ちるのであれば高いお金を払っても、時間を買うことが増えました。

この本では、キリスト教徒の人の考えという視点で
自分は無宗教に近いので、キリスト教徒の人が考えていること
もし、信仰している宗教があるとその考えに沿って人は行動しているんだということも理解しました。
日本で暮らしているとあまり宗教のことを考えないですが
この本では、著者が元外交官であり、キリスト教徒ということで新しい視点を学びました。

世界を軸に仕事をしたり、考える時には、その人を知るためには、まずは何を信仰しているかというところから入るというのは大事なんだろうと感じました。

また、改めて自分が読む本、手に取る本なので
記していることが似ているのかもしれませんが
教養をはぐくむことが大事で、振り返りの時間を持つことが大事であることを感じました。
インプットとアウトプット。
このブログはアウトプットの場ですが、改めて振り返ることができています。

最近、読書選びの参考は新聞の広告欄や本屋。
昔はよく「ダ・ヴィンチ」のおすすめをメモって読んでいることもありました。
「ダ・ヴィンチ」は廃刊だそうで残念ですが、
本については能動的にこれからもいろんなジャンルの本を読んでいきたいと思います。

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