『本当に頭がいい子の育て方 』 高濱正伸 読みました。

花まる学習会の代表の方の本です。

まず扉に、「本当に頭がいい人」とは
他人を幸せにできる人のことですとあります。
子どもには最終的には
「飯が食える魅力的な大人を育てる」というミッションで書かれている本です。

また、この本の中で子育てのアドバイスで心に残った箇所はたくさんあったのですが、
読んでいると子ども向けの本ですが、自分の身にも置き換えて考えてみると
子供と一緒に成長しなくてはいけないなあ、と感じ入るところも多かったです。

「社会に出たら習ってないからできないは通用しない」
という箇所では、ビジネスの世界では「これは習ったからできる、これは習っていないからできない」は通用しないとありましたが、自分自身は最近特に挑戦する力がないため読みながら胸に響くものがありました。自分から楽しんで行動する力「やる気」の章です。

また、社会は常に理不尽であると言うことを心得た上で
「自分の可能性に挑戦すること」「逃げる前に向き合ってみること」の大切さを説くというのも大人の役割とありました。

「世の中に自分に100%あった仕事などない」
「合う仕事を探す」のではなく、
「仕事に自分を合わせるの」が社会人としての基本姿勢

ケンカもトラブルも子どもにとっては大切な財産
「もめごとは成長のこやし」と思い
親は子どもの世界に干渉しすぎず、こどもは「嫌なこと」と向き合いながら
それを乗り越える力を自分で身に付けていく修行をしているとありました。

人間、失敗してナンボ。
「除菌教育」は子どもを弱くするだけ
という箇所もありました。
ついつい、こどもには辛い道を歩かせたくないと思ってしまいますが
子どもは、自分の心と身体で痛みを体感してこそ、人の痛みもわかるようになります。とありました。

親は最終的には「信じて、見守り、愛してあげる」と

本の中では、7つの大きな章に分かれています。

1.魅力 人が集まってくる人間としての器
2.体力 すべての活動の土台となる基礎体力
3.やる気 自分から楽しんで行動する力
4.言葉の力(国語力) すべての学力の土台となる力
5.見える力と詰める力(算数力) 意図を読み取り粘り強く考える力
6.親子力 親と子どもの関係から生まれる力
7.あそぶ力 ものごとを柔軟に考えられる力

最近は、自分自身の自己啓発の本などは手に取ることが減りましたが
たまに、子育て本を読むと勉強になります。

高濱先生の本は以前も読んでいます。

『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』 高濱正伸 読みました。
​​『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』 高濱正伸 読みました。以前読んだ著書にも良いことが書いてあったなと思ったので読んでみました。また、娘も年中さんになってきてそろそろ習い事を考えていることもあり読んでみました。心に残...

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