『戦友の恋』 大島真寿美 読みました。
漫画の編集者くみこと原作者左紀が
若い頃に出会い、一緒に走ってきたのに
なんと途中であっけなく編集者のくみこが亡くなってしまうところから
話が始まります。
タイトルが『戦友の恋』で
戦友が最初に死んじゃってこの本ってこれからどうなるんだろうと思いながら
読んでいました。
左紀がくみこがなくなったそのあと、
新しい編集者と組みながらやってきた話や
ずっと入り浸っていたライブハウスのマスターとの話
スランプに陥った後に、新しい担当者と進む話など
女性が働きながら歳を重ねていく様子が細かく上手く書かれているなあと思いました。
タイトルに「恋」ってありますが
そんなに恋愛の話は出てこなくて
なんとなくはじまるかな～っていうところで終わるラストも良かったと思います。
この方の本も初めて読んだと思いますが
楽しかったです。
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