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内容はよく知らずに手に取ったら、最初はヤクザの話かぁと思ったら稀代の国宝になる歌舞伎役者の話でした。
喜久雄は、歌舞伎の世襲ではない一般の家から芸で這い上がり、
一流の歌舞伎役者になっていくのですが、その間にはお家の跡取りではないものの苦労や、
お金のこと、女性のことなど、そして本筋に生まれた俊坊との芸での対決などとても読み応えがあり面白かったです。
モデルはもしや、玉三郎さま?とも思ってしまうのですが
出自も違うのであくまでフィクションなのですが、
この話はあの人の話かなとかつい思ってしまうような面も多々ありました。
また、歌舞伎役者の妻とはという女性の闘い方も書かれておりそれもとても面白かったです。
幸子、春江、彰子と出てきて、もう少し、喜久雄の妻、彰子の思いも知りたかったですが、
女性の立場も格好良く描かれていました。
また、喜久雄のずっとそばにいた徳次との関係性もよかったです。
終盤は、出てこなくなって近くにいて欲しいと思ったものです。
最後は、大きな人物となって登場するのも良かったです。
吉田修一さんの本はよく映画化されるけれども、
これは歌舞伎のリアリティある話だし映画化は難しそうかなあ。
とても面白かったので一気読みした本です
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