『仕事を教えることになったら読む本』濱田秀彦 読みました

仕事を教えることになったら読む本を読みました。

なんとなく、日経新聞の広告欄で気になって読みました。
最近、職場に以前に比べて人の出入りがあり
人に教えることが立場的に増えることも想定され
改めてメソッドを振り返ろうと思いました。

心に残ったところを以下に記します。

・知識の教え方 ティーチング
知識、技術、意識の教え方

知識を教える(ティーチング)
1動機付け
2説明
3効果測定

・動機付けは、これを覚えるとどんないいことがあるかなどの説明から
・説明は2パターン
全体像から話す「一言で言うと」「ざっくりいうと」「早い話が」
結論から話す「1番大事なことは」「結論から言うと」
・効果測定 簡単な質問をする、ヒントを出す」

・説明のポイント 擬人化する。目を見てゆっくりと

メモを取ってくれない(忘れないように、相手の話を大切に思っている)

・トレーニング
①動機付け→②やってみせて→③説いて聞かせて→④させてみて→⑤ほめて→⑥見届ける
①動機付けはメリットを
②見せるだけではだめだが、見せることも大事
③説明では、意味も
④スモールステップで
⑤いいところをフィードバック

覚えてくれないと思うよりも、忘れているだろうという前提で思い出させる

ここまでがティーチング
意識を高めるのがコーチング
相手が自ら実践するように仕向ける
相手の言葉を返す
要約を返す
気持ちを返す
話をよく聞く
オープン質問とクローズド質問
なぜそうなったのか聞く
相手から答えを引き出し、自発的に行動するように仕向ける
なぜは何に言い換える
アドバイスは相手に十分考えさせた後に行う

教わるタイプ、教えるタイプの相性
私は、直感と行動の人だったので以下が注意点などでした。
とても、納得のいける話で気をつけようと思いました。

■ティーチング
課題 早口になりやすい・話しが飛ぶ・話しすぎ・表現が感覚的
解決策 ゆっくり話す・問いかける・説明の原則を使う
■トレーニング
課題 説明が不十分なままやらせようとする
解決策 手順に沿って、きちんと説明してからやらせる
■コーチング
課題 話しすぎてしまう・待てない
解決策 相手に話をさせる・待つ

終わりに書いてあったことも参考になりました。

令和の時代は、手ごたえが感じにくい。質問する人も減っている。だからといって無関心なわけではない。
教える側がそういう傾向にあわせていくことが求められる。教わる側の目も肥えてきている。
若い人たちは塾通いを経験していて、塾ではこまめに生徒に話しかけやさしく丁寧に教えてくれる。
仕事を教わる人たちは、会社に入る前の段階でハイレベルな教育サービスを受けてきている。
(ただ、気になったのは塾などではサービスを受ける側、会社ではサービスを提供する側に回っていて
お金をいただいているということは前提として違うのですが、そんなことは言わなくてもわかっていると思うが
そういう傾向があるといいたかったのかなと思いました)

ただ、変わっていないこともある
自分にプラスになることを吸収しようとしている。受身であってもそれは変わらない。
教わる側が満足しないのは、教える側の責任です。

教える側が常にレベルアップしていかなくてはならない。
学び続けないといけない。

教えるということは確かに教わることでもあり
自分も毎回教える内容を振り返ります。
子供のころは学校が終われば、勉強は終わると思っていました(笑)が
会社で生きていく以上は、
学びが常に必要なことを大人になって実感しています。
改めて、自分のタイプが認識できたり参考になった本でした。


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