『人間』 又吉直樹読みました。

芸術家(イラストレーター)が若い頃に体験した思い出を現在から過去を思い出すかたちの話でした。
ハウスと言うところで暮らした時間(今で言うシェアハウス)はなんとも思い出したくないような、
若い頃の読むのも恥ずかしいような青春の話でした。

主人公の、永山君、飯島さん、めぐみちゃん、仲野太一、影島。

若い頃の自意識の塊でいる様子が読んでいて、イタイなあと思いつつ、
すごくリアルに書かれていておもしろかったです。
途中から、影島とナカノのやり取りの手紙の箇所は、
ひたすら読んでいてくどい!と思いましたが、それがまたおもしろかったです。

また、これは実際に作家である又吉さんにあったこと?(フィクションぽいと思わせる内容が)
が本の中で代弁していると思われる箇所もありました。
ただ、代弁しているように見せかけつつノンフィクションなのかもしれませんが。
そう思わせるところがおもしろいです。

最後の沖縄編の箇所は、ちょっと唐突過ぎて最初はびっくりしましたが
最後に永山君の父が沖縄で豪快に暮らしていてほっこりしました。
お父さん、大きいって言う印象です!
ラストは永山君の家族の雰囲気がよかったです。

この本の内容を語る又吉さんについては、
こちらのインタビューがおもしろかったです。読後に読むのをお勧めします。

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