『ノエル』 道尾秀介


『ノエル』 道尾秀介
を読みました。
本は大体、日経新聞の広告欄、書評、本屋とかで
借りるのを選ぶのですが、さて何でこの本選んだのだろう?という
感じの印象でした。
物語の中にもうひとつの絵本のストーリーがあり、
その話が3話入った内容でした。
最初の、「光の箱」は絵本と物語のお話をどちらも読みながら
進めたのですが、他の2編は本編は読んでいたのですが、
絵本部分はちょっと飛ばし読み気味でした。
3篇が最後はつながるという構成でした。
最初の「光の箱」は家庭環境が厳しい二人が子供の頃に出会って
誤解があって別れてしまっていたけれども
年月がたって和解することが出来るという話でよかったです。
その子供の女性のほうが、本当に厳しい家庭内暴力(性)を受けていて
本を読んでいるとそんな家庭のことがたまに出てきて、そういう問題は
表にはなかなか出ないけれども、そういうつらい経験をした人も
社会の中にはいるんだろうなということを思います。
こういう話を読むと「永遠の仔」を思い出します。
童話とのセットの本編はちょっと読みづらかったですが、
全体的に本編のストーリーは興味深く読めました。


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