『DRY ドライ』原田ひ香読みました。

育児放棄されて育った娘「藍」が、結婚したけれども上手くいかず
子どもも旦那に取られて、実家に帰ってきたところから話がスタートします。

自分の親、藍、祖母そして、隣のみよちゃんとの生活をしていくうちに
みよちゃんの策略にはまり、どんどん暗くて怪しい方向へ話が進んでいきます。

痴呆老人を自宅へ連れて帰ってきて
年金の不正受給や、その老人が亡くなったらミイラにする描写の辺りなど
本当に辛いと言うか、気持ちがどんどん暗くなっていく読書でした。

また、生活保護を自分の祖母に受けさせるように算段したり
本当に困ってはいると思うけれども、暗い話のオンパレードの本でした。

実際たまに起こる事件を基に、書かれているんだろうなと思いましたが
記事では忘れてしまう内容が、小説でしっかり書かれていると
読むのも辛くなってくる本でした。
著者インタビューは以下

「堕ちていく女の果ての果て」 『DRY(ドライ)』刊行記念インタビュー 原田ひ香 | インタビュー | Book Bang -ブックバン-
原田ひ香さん『ランチ酒』『三千円の使いかた』と今話題の作家・原田ひ香さんの最新作は、黒ハラダ全開、初のクライムノベル。…

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